- 生年月日
- 1961年3月16日
- 出身
- アメリカ・ニューヨーク州生まれ、コネチカット州スタンフォード育ち
- 学歴
- コーネル大学 ランドスケープ・アーキテクチャー
- 設計会社
- Renaissance Golf Design(ミシガン州トラバースシティ)
- 公式サイト
- renaissancegolf.com
- 主な著書
- 『The Anatomy of a Golf Course』『The Confidential Guide to Golf Courses』ほか
- 殿堂
- ミシガン・ゴルフ殿堂(2013年)
トム・ドーク(Tom Doak)は、1961年3月16日にアメリカ・ニューヨーク州で生まれ、コネチカット州スタンフォードで育ったゴルフ場設計者です。マサチューセッツ工科大学に1学期だけ在籍したのち、コーネル大学に移ってランドスケープ・アーキテクチャーを学びました。在学中にウィリアム・フレデリック・ドリーア賞を得て、1982年から1983年にかけてイギリスとアイルランドのコースを見て回り、1982年の夏にはセント・アンドリュースでキャディーを務めています。この旅で古いリンクスを実地に測り歩いた経験が、のちの設計の原点になりました。
設計の実務はピート・ダイとアリス・ダイのもとで覚えました。1981年に Long Cove Club の現場に入り、その後4年ほどダイ夫妻の仕事に同行し、PGA West などの現場で少しずつ設計判断にも関わるようになります。やがてミシガン州トラバースシティに自身の設計会社 Renaissance Golf Design を構え(設立は1987年とされます)、1989年に開場したミシガンの High Pointe Golf Club が最初の作品になりました。ギル・ハンスは、この会社で最初に雇われた設計者です。ドークが掲げるのは「ミニマリズム」と呼ばれる考え方で、土に手を入れて造形するより先に、すでに土地にある起伏をそのまま使えるホールをできるだけ多く見つけ出す、という順番でルーティングを決めていきます。
名前を世界に広めたのは、オレゴン州のバンドン・デューンズ・リゾートに2001年に開場した Pacific Dunes です。以後、ニュージーランドの Cape Kidnappers(2004年)、オーストラリア・タスマニアの Barnbougle Dunes(マイケル・クレイトンとの共同設計)、コロラドの Ballyneal(2006年)と評価の高い作品が続きました。ニューヨーク州の Sebonack Golf Club ではジャック・ニクラスと組んでいます。ニュージーランドでは、2015年に開場した Tara Iti Golf Club が世界の上位ランキングに入り、同じ海岸線の Te Arai Links では2023年10月にノースコースが開場しました。ミシガンの Forest Dunes にある The Loop は、同じ18ホールを時計回りと反時計回りの両方で回れるコースとして知られています。
設計と並んで、文章の仕事でも知られています。1992年の『The Anatomy of a Golf Course』でコース設計の見方を整理し、1996年の『The Confidential Guide to Golf Courses』では世界のコースに率直な評点を付けて議論を呼びました。2001年にはアリスター・マッケンジーの評伝『The Life and Work of Dr. Alister MacKenzie』を、2017年には『Tom Doak’s Little Red Book of Golf Course Architecture』を出しています。2013年にミシガン・ゴルフ殿堂入り。近年は日々の運営から一歩引き、Renaissance Golf Design はエリック・アイバーソン、ドン・プラセック、ブライアン・サラウニック、ブライアン・シュナイダーの4人のシニア・アソシエイトが率いる体制になっています。
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