カイル・フィリップス(Kyle Phillips)

生年
1958年
出身
アメリカ・ジョージア州アトランタ
学歴
カンザス州立大学 ランドスケープアーキテクチュア(1981年卒)
設計会社
Kyle Phillips Golf Course Design(1997年設立/カリフォルニア州グラナイトベイ)
公式サイト
kylephillips.com
所属
アメリカゴルフコース設計家協会(ASGCA)
代表作
Kingsbarns Golf Links(スコットランド・2000年)

カイル・フィリップス(Kyle Phillips)は、1958年にアメリカ・ジョージア州アトランタで生まれたゴルフ場設計者です。カンザス州立大学でランドスケープアーキテクチュアを学び、1981年にアメリカ造園家協会(ASLA)の全国表彰を受けて卒業しました。同じ年にカリフォルニアのロバート・トレント・ジョーンズ・ジュニアの設計事務所に入り、デザインアソシエイトから副社長まで、1997年までの16年間をここで過ごしています。

この時期に担当したのはヨーロッパとカリブ海が中心で、ポルトガルの Penha Longa、イングランドの The Wisley、フランスの Saint Donat、バルバドスの Royal Westmoreland などがあります。仕事の合間にイギリスやアイルランドのリンクスとヒースランドのコースを繰り返し訪ね、古いコースが土地をどう使っているかを見て回ったことが、のちの作風を決めたと本人は振り返っています。1997年に独立し、カリフォルニア州グラナイトベイに Kyle Phillips Golf Course Design を設立しました。

独立してすぐの仕事が、スコットランドの Kingsbarns Golf Links です。カリフォルニアの Granite Bay Golf Club で組んだ開発者マーク・パーシネンに招かれ、セントアンドリュースから7マイルほど離れた北海沿いの農地を、1997年11月から造成しました。この土地では18世紀からゴルフが断続的に行われていましたが、第二次世界大戦中に閉鎖されたままになっていたものです。2000年7月に開場したコースは、昔からそこにあったように見える起伏と海の眺めで一気に評価を集め、2001年からはアルフレッド・ダンヒル・リンクス選手権の会場の一つとなり、2017年には全英女子オープンも開かれました。

その後の仕事は5大陸30か国以上に広がっています。イングランドの The Grove、スコットランドの Dundonald Links、オランダの Bernardus Golf(2018年)、スウェーデンの PGA Sweden National、アラブ首長国連邦の Yas Links(2010年)、モロッコの Al Maaden と Tazegzout、韓国の South Cape Owners Club(2013年)などがあり、アメリカでは California Golf Club of San Francisco の改造(2014年)、フランスでは Morfontaine の復元も手がけました。東南アジアでは、タイ・バンコク近郊の Stonehill を設計しています。フィリップスは、コースの性格は敷地がもともと持っている地形と、その土地の歴史から導くべきだと述べており、目立つ地形が無い場所では、あるように見える起伏を自分で造る、という考え方を取っています。

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