- 生没年
- 1947年〜2017年
- 出身
- アメリカ・イリノイ州シカゴ
- 学歴
- コロラド州立大学 ランドスケープ・アーキテクチャー(1969年)
- 設計会社
- Packard, Inc.(父の事務所)/Packard & North(1988年〜)
- 代表作
- Cantigny Golf Club(アメリカ・イリノイ州)
ロジャー・パッカード(Roger Packard、1947年〜2017年)は、アメリカ・イリノイ州シカゴに生まれたゴルフ場設計者です。父は、40年代にイリノイ州でゴルフ場設計の仕事を始め、のちにアメリカゴルフ場設計家協会(ASGCA)の会長も務めた E・ローレンス・パッカード(Edward Lawrence Packard、1912年〜2014年)。ロジャーは10代のころから父の製図工として設計の現場に触れ、1969年にコロラド州立大学でランドスケープ・アーキテクチャーの学位を取ると、イリノイ州ヒンズデールにあった父の事務所 Packard, Inc. に加わりました。文化的景観財団(TCLF)によれば、最初期の仕事は1972年までに完成したフロリダ州パームハーバーの Innisbrook Resort の2コースです。
その後はリード設計者として、ウィスコンシン州アップルトンの Chaska、カンザス州ボナースプリングスの Sunflower Hills、イリノイ州ガリーナの Eagle Ridge Resort の North と South、テキサス州シュガーランドの Sweetwater Country Club、フロリダ州ターポンスプリングスの Cypress Run、ウィスコンシン州ミノクアの Timber Ridge など、中西部を中心に数多くのコースを手がけました。1986年に父の事務所を引き継いでいます。代表作とされるのがイリノイ州ウィートンの Cantigny Golf Club で、Golf Digest の「ベスト・ニュー・パブリックコース」に選ばれ、全米の公営コースの上位25にも入りました。TCLF は、このコースに漫画の主人公ディック・トレイシーの形をしたバンカーが置かれていることを挙げ、その作風の個性を紹介しています。1988年には、全米オープンを2度制したアンディ・ノースと Packard & North を設立し、ウィスコンシン・デルズの Trappers Turn や、1997年開場の Eagle Ridge Resort の The General を残しました。この共同事務所は1990年代の終わりに解消されています。
1990年代にはアジアにも仕事の場を広げ、タイでコースを設計しました。2001年以降は中国へ移り、上海の Shanghai Silport Golf Club をアジアン PGA ツアーの大会に向けて改修したほか、雲南省騰衝の Empark Grand Hotel の54ホールなど、いくつもの新設コースを設計しています。晩年は上海に住みました。2017年、フロリダ州パームハーバーのホスピスで食道がんのため70歳で亡くなっています。Golf Digest はその死を伝える記事に「忘れられたゴルフ場設計家(The forgotten golf architect)」という見出しをつけ、正式な訃報が出されなかったことを記しました。
GoGolf に掲載しているコースでは、タイの2コースをパッカードが手がけており、どちらも GoGolf で予約できます。バンコクの北東およそ45キロ、パトゥムターニー県の Lam Luk Ka Golf and Country Club は1994年に造られた36ホールで、チャオプラヤー川デルタの湿地を生かし、ほぼすべてのホールに池や水路が絡みます。ペッチャブリー県チャアムの Lake View Resort and Golf Club は1993年の開場で、こちらも36ホール。GolfPass によれば、のちにロナルド・フリームの手が入り、コースの一部が造り直されています。
GoGolfで予約できるパッカード設計のコース
- Lam Luk Ka Golf and Country Club(タイ・パトゥムターニー県)— 1994年造成の36ホール。デルタの湿地を生かし、ほぼ全ホールに水が絡む平坦なパークランド
- Lake View Resort and Golf Club(タイ・ペッチャブリー県)— 1993年開場の36ホール。のちにロナルド・フリームが改修に加わった
当日のティータイムと料金は、各コースのページ、または GoGolf のアプリで確認できます。
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